台南孔子廟近くの南門公園の中にある史跡「台湾府城大南門」にやって来た。
清朝時代の18世紀前半に築城された台湾府城は、清朝福建省で3番目に大きい都市で、城壁の最大周囲は2700フィート(8.64km)だったそう。
その台湾府城には14の城門があり、当初は土壁で造られたが春夏の多雨で維持が難しいことから、18世紀後半にかけてレンガや三合土(石灰、砕いたレンガ、細かい砂を配合した建築材料)で造り替えたもよう。
しかし、日本統治時代に街の整備のために多くの城門や城壁が取り壊されるも、ここ大南門は一部が残ったもよう。
その後、1963年の暴風雨で壊れたが、1977年に元のように再建され、現在に至っているようだ。
階段で城門の上に上ると回廊のようになっており、大砲が置かれている。
↑ これらのレンガは当時のものなのだろうか?
外形が半月の形をしているため「月城」とも呼ばれているんだそう。
現在では月灯りの下で音楽会が行われることもあるんだそうで、なんともロマンチック。
↑ 近年建てられたであろう楼閣は、中に入れず。
綺麗に整備された公園内には大きなガジュマルの木などがあり、日向は暑いが木陰は心地いい。
小規模な史跡なのであっと言う間に一周できるが、緑豊かでのんびりとした雰囲気の公園とあわせて古都台南を感じてみてはいかがでしょうか。
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「台湾府城大南門(台南大南門/南門公園)」